2018/03/11

【キッチンリフォーム事例】最新のタッチ水栓のデメリット・・・

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「失敗」してしまいました!

新製品のタッチ水栓がこんなに○○だったなんて・・・

リフォーム工事内容

キッチン改修

リクシル・キッチン、TOTOタッチ水栓、給水給湯配管、内装(壁)

費用

約50万円

工事期間

2日間

 

お客さまのご要望

「TOTOの新しいタッチ式の蛇口を付けてほしい」

桐生市のKさまは、台所の蛇口が少し低い位置にあって使いにくいと思っていました。そんな折、テレビのCMで、ちょっと触るだけで水を出したり止めたりする水栓を見つけたそうです。

TOTOのCMだったことだけを覚えていたので、「TOTOの新しいタッチ式の蛇口を付けてほしい」と、Kさまの奥さんより、当社にご相がありました。

リフォーム工事のポイント

「ちょっと触るだけで水が出る蛇口にしたい」

ご希望のタッチ水栓はすぐに見つかりました。ところが今までの流し台には取付できないことが判りました。今までは壁から蛇口が出ている流し台のため、形状が違うので、タッチ水栓を付けるには、流し台を交換しないといけなかったのです。

奥さんはそれでも「あのちょっと触るだけで水が出る蛇口にしたいから」とのことでした。なので、流し台の交換も行うことになりました。

年末でしたが、流し台の取付工事が終わって、念願だったタッチ水栓を使ってみると・・・。新しい蛇口って、確かにタッチで使えるから便利でした。でも、あれ?何かが足りない・・・。

その後の様子

タッチ水栓はなんだか水の出が良くない

これは全くの予想外でした。もしかして何かが詰まっているのかと、あちこちを点検しました。ですが異常はありませんでした。奥さんは「これじゃ交換しない方がよかった」と落胆の様子。

TOTOの技術室に問合せメールを送りました

私も原因が分からないので、TOTOの技術室に問合せメールを送りました。その間にお正月休みが入り、一週間が経ちました。年明けすぐにTOTOから回答が届きました。「タッチ水栓は軽いスイッチで水が止められるように、水量を抑える仕組みになっています。水量の調整はできません。」とのことでした。あちゃー!です。

タッチ水栓のデメリット

Kさまにそのことを話すと「蛇口は残念だけど、タッチ水栓をあきらめてレバー式に交換してください」って。えー!念願の蛇口のために、流し台を交換したのに?でも、奥さんは「流し台は変えて正解でしたよ。とってもきれいにしてもらったし、今までよりも物がいっぱい入るから、取り替えて良かった」と流し台については喜んでもらえたみたいで。

Kさんは蛇口をレバー式に交換して、やっと満足にお料理ができるようになりました。

今回はホント失敗してしまいました。でも、タッチ式や自動水栓のデメリットがこれで明らかになりました。検討している方は、参考にしてください。

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