2019/05/01

タンクレストイレのメーカごとの比較とショールームで見るべきポイント(前編)

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株式会社タカダトータルシステムの高田です。群馬県桐生市で水回りリフォームの会社を経営しています。

今回の質問はこちら。
「トイレリフォームをすることになりました。色々なメーカーをあたってみたいと思ってるんですが、TOTO・リクシル・パナソニックのタンクレストイレで、それぞれ長所と短所を教えてください。またショールームを回るにあたって、どんなところを見ておけばいいでしょうか。」

今回は回答が長くなるので前編後編に分けてお答えします。

タンクレストイレのメーカごとの比較と、ショールームで見るべきポイント

トイレのリフォームするのでタンクレストイレのメーカーごとの長所短所を知りたい。またショールームを回るときに注意してみるべきポイントを教えて欲しいという質問をいただきました。

今回「前編」では、タンクレストイレのメーカーごとの長所短所の話を中心にお届けします。

掃除のしやすさ、洗浄能力、デザイン性

正直、自分で使ってないので掃除性能と洗浄性能はあんまり確実なことは言えないです。でもうちでは取り扱いはないですが、パナソニックは「壊れたので直して欲しい」という依頼をいただくパターンが多いです。

比べている訳ではないのでなんとも言えませんが、掃除性能とかはそんなに変わらないと思います。どのメーカーも競って売れているので、どこも高性能。そんなに差はないです。

パナソニックのアラウーノ

あとパナソニックのアラウーノはもう出てから20年ぐらい経っていると思います。これって陶器じゃないんですよね。強化プラスチック、FRPなんです。

陶器とFRPどっちが長持ちか?この答えは、FRPがそんなに長持ちするかっていうのは、まだ出て15年20年ぐらいだから、データ的にないんですね。メーカーの試験はしてるでしょうけど。僕らの現場データとしてはないということです。本当にそんなに長持ちするの?っていうのはまだ分からないんです。

それに比べてTOTO・リクシルの陶器のトイレは、現場的に長持ちの実績はあります。

故障しやすさ

長持ちという話で言うと、もう1つ注意点。タンクレストイレは便器と上のウォシュレットなどの機能部が、一体になっていることが多いんですよね。

普通のタンクのあるトイレの場合、ウォシュレットだけ、家電屋さんでコンセント売ってるみたいに、外して新しいものをくっつけられるんです。

でもタンクレストイレはそれが一体になっちゃってる。でもウォシュレットって10年ぐらいで機能的に壊れてきちゃったりするんです。

取り外し可能ならウォシュレットと別に便座が外れるからそのまま替えれば良いですが、一体になっているとそれができない。全体を替えないといけないんです。昔あったテレビデオみたいな感じ。そういうデメリットもあります。

掃除のしやすさ

掃除のしやすさっていうのは、「汚れない」というのと、「掃除のしやすい形」っていう2つの視点があります。ツルンとしてるので掃除がしやすい。各社それぞれ頑張ってるから、あまりそこで差はつくものでもないです。

ちなみにサイトで座り心地とか全部比べてるのは見たことがあります。ちゃんと試してました。あんまり変わってなかったっていうのがそのサイトの感想でした。どっこいどっこいというところでした。

後編につづく、、、核心的な内容に迫ります。

 

 

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